天国からのエール

スタッフ

監督:熊澤誓人(くまざわ まこと)

1970年5月16日、神奈川県生まれ。94年に東宝株式会社に入社後、出向先の東宝映画にて犬童一心監督作品『眉山』(06)、同『ゼロの焦点』(09)をはじめ、市川崑監督、森田芳光監督、金子修介監督等の数々の作品で助監督を務める。2008年にテレビドラマ「ここはグリーンウッド」(UHF系列)で監督デビュー。監督・助監督を務めるかたわら、文化庁新人監督育成プロジェクトVIPO2009への参加や、07年には脚本を執筆した『カメレオン☆アーミー』が第33回城戸賞最終選考に残るなど、幅広い活動を行っている。本作が初劇場用映画監督となる。

<コメント>

写真:撮影現場で台本を開く熊澤誓人監督。首に白いタオルをかけ、真剣なまなざしで台本を見つめている。初めてこの映画の企画を聞いたときは、「弁当屋でロック??」と、何とも言えない違和感、しかしとても前向きな違和感を覚えました。仲宗根さんに初めてお会いしたのは2009年7月、渋谷で行われるステレオポニーのワンマンライブにいらしたときでした。ご病気で大変にもかかわらず、私たちのことを気遣われたり、一生懸命お話をしていただいたりと、とても大きな方で、本当に彼女たちの父親のように見えました。お弁当屋という生命に必要な「食」を扱う人が、音楽を通して「精神」を強くして行く。この肉体と精神のバランスを若者たちに伝える役割は仲宗根さんにとって必然だったのだと思います。本部町でのロケを行ったのは、仲宗根さんたちの生活をリアルに描くことが何よりも重要だと考えたからです。本部町には、美しい海を見下ろせる山と、その海と山に囲まれたすばらしい町があります。映画としてこれほど恵まれたロケーションはありません。仲宗根さんをはじめご家族の方、またそこに通った若者達の歴史が映画に説得力を持たせてくれました。しかし、仲宗根さんを演じられた阿部さんには、仲宗根さんが亡くなってから1年も経たないうちに、彼が実際にいた場所で撮影をするという計り知れないプレッシャーがあったと思います。そんな中で阿部さんは冷静に役を作り上げ演じてみせ、他の俳優陣や我々スタッフを引っ張って行ってくれました。まさに“ニイニイ”でした。僕は、中学生の頃映画監督になりたいと思い、今回その夢が初めて叶ったのですが、今日までの日々で、色々な方が自分の夢を応援してくれていたのだと、仲宗根さんと、そしてあじさい音楽村の方々と出会って改めて気づかせていただきました。「誰かの夢は誰かの夢になる」。そんな希望を持てるように、そんな希望を持ってもらえるように、これからも映画を撮りたいと思います。どんなに強い人でも、どんなに弱い人でも、誰かの支えになっていて、誰かに支えられている。そんな想いがこもった映画になっていると思います。

監督:熊澤誓人

脚本:尾崎将也

1960年4月17日、兵庫県生まれ。92年、「屋根の上の花火」で第5回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞。以降、「夏子の酒」(94/CX)、「月下の棋士」(00/EX)、「花村大介」(00/CX)、「サトラレ」(02/EX)、「鬼嫁日記」(05/CX)、「特命係長・只野仁」(03・05・07/EX)、「おひとりさま」(09/TBS)、「まっすぐな男」(10/CX)などのヒット連続ドラマを手がける。「アットホーム・ダッド」(04/CX)、「結婚できない男」(06/CX)、「白い春」(09/CX)など、阿部寛主演作も多数。映画作品に、『g@me』(03/井坂聡監督)がある。さらに、2010年に公開された『ランデブー!』では脚本のみならず初監督に挑戦し、活躍の幅を広げている。

脚本:うえのきみこ

1975年1月8日、神奈川県生まれ。2003年、「母方の祖母の家で過ごす夏」が第29回城戸賞最終選考に残る。06年、『7月24日通りのクリスマス』(村上正典監督)の脚本協力を手掛け、08年にテレビドラマ「RHプラス」(UHF)でデビュー。以降、「スティッチ!~いたずらエイリアンの大冒険~」(09/EX)、「スティッチ!~ずっと最高のトモダチ~」(10/EX)や、コミック「バカ姉弟」が原作の「ご姉弟物語」(09/EX)、「クレヨンしんちゃん」(10/EX)などのテレビアニメに参加。本作が劇場用映画デビュー作となる。

プロデューサー:真壁佳子

1964年、大阪府生まれ。レコード会社勤務後、95年アスミック(現・アスミック・エース エンタテインメント)入社。映像事業部、テレビ部などを経て、現職。『クヒオ大佐』(08/吉田大八監督)にて共同事業担当、『武士の家計簿』(10/森田芳光監督)にてコ・アソシエイトプロデューサー。本作が初の企画プロデュース作品である。

プロデューサー:重松圭一

1966年、奈良県生まれ。90年関西テレビ入社。ドラマのプロデューサーとして「僕の生きる道」、「僕と彼女と彼女の生きる道」、「がんばっていきまっしょい」、「ブスの瞳に恋してる」、「僕の歩く道」、「トライアングル」などの制作を担当。また主なプロデュース映画に『僕と妻の1778の物語』(11/星護監督)、『阪急電車』(11/三宅喜重監督)がある。

プロデューサー:椋樹弘尚

1959年、三重県生まれ。大学在学中から映画宣伝の仕事に係り、その後撮影現場の製作担当を務めたのちプロデューサーに。現在は、株式会社ジャンゴフィルムのプロデューサーを務める。主な作品に『ボクが病気になった理由』(90/大森一樹・渡邊孝好・鴻上尚史監督)、『ひき逃げファミリー』(92/水谷俊之監督)、『お引越し』(93/相米慎二監督)、『居酒屋ゆうれい』(94/渡邊孝好監督)、『アカルイミライ』(03/黒沢清監督)、『CASSHERN』(04/紀里谷和明監督)、『ブタがいた教室』(08/前田哲監督)、『奈緒子』(08/古厩智之監督)、『トウキョウソナタ』(08/黒沢清監督)、『L change the WorLd』(08/中田秀夫監督)などがある。

音楽:御供信弘

1977年、東京都生まれ。作編曲家、音楽プロデューサー、ベーシスト。これまでに及川光博、Acid Black Cherry (Janne Da Arcのyasuのsolo)、一十三十一、石野真子、 SMAP、CHAGE&ASKA、つじあやの、いきものがかり、you(Janne Da Arc)、kiyo(Janne Da Arc)、秦基博、伊藤由奈、トルネード竜巻、河口恭吾等のアレンジ、プロデュース、ベースを担当。また映画『漫才ギャング』(11/品川ヒロシ監督)、ドラマ「放課後はミステリーとともに」、CM「花王バスマジックリン」「ワコール スースーブラ」「j:com オンデマンド」「カゴメ トマトケチャップ」などの音楽を手掛ける。

音楽:林祐介

1977年、東京都生まれ。4歳よりピアノを、7歳より作曲を始める。やがて撮影監督である父・林淳一郎の影響もあり、映像に音楽をつけることに興味を持つようになり、映画音楽の作曲家を志す。ダイナミックな音楽と繊細な旋律を高次元で融合し、ジャンルにとらわれずに幅広い音楽を創作する。映画、TVの劇伴音楽、CM音楽等積極的に活動し、現在に至る。主な映画作品に『ドッペルゲンガー』(03/黒沢清監督)、『オトシモノ』(06/古澤健監督)、『歌謡曲だよ、人生は』(07/磯村一路監督他)、『うた魂♪』(08/田中誠監督)、『BOX-袴田事件-』(10/高橋伴明監督)、『漫才ギャング』(11/品川ヒロシ監督)などがある。

撮影:金子正人J.S.C.

東京都生まれ。撮影監督の柳島克己、山本英夫や欧米の撮影監督のアシスタントも多数経験する。撮影監督作品としてベルリン映画祭パノラマ部門出品作『46億年の恋』、『太陽の傷』(共に06/三池崇史監督)、モントリオール映画祭コンペティション部門出品作『黒帯 Kuro-Obi』(07/長崎俊一監督)、『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』(08/本木克英監督)、『ランデブー』(10/尾崎将也監督)、『心中天使』(11/一尾直樹監督)などで活躍している。次回作は連城三紀彦原作、高橋克典主演『私の叔父さん』(細野辰興監督)。

照明:川邉隆之

1966年、神奈川県生まれ。照明機材会社入社後、フリーランスを経て2007年に東宝映画入社。この間、「男はつらいよ」シリーズや「ゴジラ」シリーズをはじめとする映画・テレビ・CM・MVなどに多数参加。主な作品に『ゴジラ Final Wars』(04/北村龍平監督)、『マリと子犬の物語』(07/猪股隆一監督)、『ハゲタカ』(09/大友啓史監督)、『岳-ガク-』(10/片山修監督)がある。01年、『ゴジラ×メガギラス』の特撮照明に対して日本映画テレビ技術協会映像技術奨励賞を、10年、『劔岳 点の記』の照明に対して第33回日本アカデミー賞最優秀照明賞受賞。次回作は生田斗真、吉高由里子主演『僕等がいた』(三木幸孝浩監督)

録音:矢野正人

1960年、愛媛県生まれ。映画仕上げオペレーター、フリーランスを経て、2003年にM’s Sound設立。主な作品に『Love Letter』(95/岩井俊二監督)、『CASSHERN』(04/紀里谷和明監督)、『埋もれ木』(05/小栗康平監督)、『タッチ』(05/犬童一心監督)、『小さき勇者たち?ガメラ?』(06/田崎竜太監督)、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07/吉田大八監督)、『クライマーズハイ』(08/原田真人監督)がある。04年、恩地日出夫監督『蕨野行』(03)により日本映画技術協会映像技術賞を、10年、中島哲也監督『告白』により第34回日本アカデミー賞優秀録音賞受賞。次回作は井上靖原作、役所広司主演『わが母の記』(原田真人監督作品)。

美術:瀨下幸治

1961年、東京都生まれ。美術助手として『マルタイの女』(97/伊]丹十三監督)や『ホワイトアウト』(00/若松節朗監督)を手がけ]た後、『ゴジラ×メガギラス』(00/手塚昌明監督)、『ゴジラ×メカゴジラ』(02/手塚昌明監督)、『ゴジラ Final Wars』(04/北村龍平監督)の美術を担当。その他に手がけた主な作品に『子ぎつねヘレン』、『椿山課長の七日間』(共に06/河野圭太監督)、『県庁の星』(06/西谷弘監督)、『眉山』(07/犬童一心監督)、『ハッピーフライト』(08/矢口史靖監督)、『ゼロの焦点』(09/犬童一心監督)、『きな子~見習い警察犬の物語』(10/小林義則監督)などがある。

10月1日(土)全国ロードショウ

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